代表挨拶

株式会社エスキュービズム 代表取締役社長 薮崎 敬祐

2006年、WEB2.0という言葉が流行った頃にエスキュービズムを創業しました。
インターネットですべての情報が手に入るようになることで完全合理的な判断が可能になっていく、デジタルに導かれる正解で世の中がまわっていく。さらにブログ、SNS、口コミといった簡単に情報を発信できる世の中になり、情報がより補完されて意思決定が個人単位でも合理的になっていく、そんな世の中の風潮でした。
またアナログな営業の世界においても、SFAというツールの導入が進み、各指標の数値を管理することで合理的論理的に結果をコントロールすることが可能になる、そんな思想が広がっていました。

そんな世の中に私は若干の違和感を感じずにはいられませんでした。 どんなに情報が得られても、意思決定をする人間は見栄や嫉妬といったドロドロした感情から逃れられず、矛盾に満ち溢れ、決して合理的に生きていくわけではないからです。
購買においても人は、アツくなったり不安を感じたり、様々な心の揺れ動きの末に意思決定をします。そもそも自分が何を欲しいのか、なんで欲しいのか、本当に必要なのかを、人は自分で正確に認知することができません。どんなに情報を入れても決して100%正しい意思決定にはならないし、そもそも100%正しいという正解がないのが人が生きている世の中です。

また実感値として、決して自分では行くことのない飲食店に連れて行かれたり、自分では絶対買わないものをプレゼントされた時、自分では予想もしなかった経験、喜び、発見があることがよくあります。つまり人はすべてを正しく知っているわけではなく、自分自身のことすら知らないことがある、バカの壁だらけの存在だと日々感じています。

だから矛盾に満ち溢れた世の中や人間という前提を置き、100%の正しさを目指す事業を考えるのではなく、今の世の中を1%でもよくする事業を展開していくことにしました。今の世の中に新しい技術のエッセンスを加えることで、ちょっと便利にして新しい価値を生み出したり、予期せぬ出会いを起こすことによって想像していない価値を与える事業です。そしてこの1%を、スピーディーに、信じられないくらいの量を積み重ねることで、気づいたら世の中を大きく変えている存在となることを目指すことにしました。

人間の矛盾を前提に、世の中に価値を生み出すことを考え、出会いの最大化という指針を元に1%を積み重ねることで、自らの手で世の中を変えていく、これがエスキュービズムグループの目指す方向です。

株式会社エスキュービズム 代表取締役社長 薮崎 敬祐