現在の業務について教えてください。
自社プロダクトであるEC開発フレームワークREBLITZ の設計・開発を中心として、 REBLITZ を利用した大規模ECサイトの新規開発フェーズやリプレイスフェーズにおける 「開発コンサル」「技術コンサル」としての業務を主に担当しています。
また、ECサイトと連携する新しいサービスのスタートアップやPoCなど比較的小規模なサービス開発においては、要件定義から製造・テストまでワンストップで開発に携わることもあります。
クラウドアーキテクチャ設計、クラウドインフラ構築管理などが現在の専門ですが、Webアプリケーション(バックエンド/フロントエンド)開発や開発ワークフローの整備、DevOps基盤構築といった業務まで幅広く対応しています。
前職までのキャリアについてお聞かせください。
前職では自社開発しているIoT通信モジュールを利用したWebサービスの開発に携わっていました。
家電などのモノからビッグデータを収集・分析し、そのデータを企業のマーケティングに活用したり、ユーザに対してもメンテナンス時期や消耗品の交換時期などをフィードバックする等、IoTをビジネスや生活に役立てるソリューションの開発に携わっていました。
入社の決め手を教えてください。
前職のIoTソリューション開発ではモノの制御やビッグデータ分析にフォーカスした業務が主でしたが、徐々にデータの活用(企業や顧客へのフィードバック)への関心が強くなっていきました。
そんな中以前の上司からお声がけいただき、企業と顧客との接点となるECの開発を中心として、さらにIoTを活用した課題解決にも取り組んでいる当社を知りました。
ECをそのデータ活用の1つのプラットフォームとして利用できないか、ECやそれを取り巻く業務を知ることで、新しいサービスを作れるかもしれない。そのような「期待」が決め手でした。
入社後の印象、ギャップはありましたか。
ECサイトの開発規模が想定をはるかに上回るものでした。
その「仕組み」が千差万別で、どのECサイトも外からは同じように見えても、受発注や在庫の管理方法、決済方法、配送会社など中身は全くの別物で、そこにクーポンやセール・キャンペーンなどの施策であったり、定期購入や頒布会、サブスクリプションなどの多くの機能が組み合わさり、システム全体の構成や個々の機能は非常に複雑なものになります。
開発規模と比較して要求される工期が短いというのも一つの特徴で、それに応えるためにシステムの仕様をどのようにして簡素化するか等、設計フェーズにおいて技術的な合理性以外の視点を加味しなければならない点にも難しさを感じました。
エスキュービズムで働くメリットを教えてください。
小規模なチームや個人では達成困難な大規模システムの開発において、要件定義などの上流工程から携わることが出来るため、システムに自身の意見を反映させやすいという点が一番のメリットだと感じています。
受託開発が主であるため、大元の要件は当然顧客のビジネスや要望に依存しますが、それを実現するための技術、つまりシステムの仕様や設計、アーキテクチャや技術選定については多くの意見を反映させることができる環境です。
エスキュービズムで働く上でのやりがいを教えてください。
システムとしてみた時にECサイトは開発規模やその難易度など、やり堪えのある開発対象だと思います。
アーキテクチャ面では大規模トラフィックや大量データの処理、ストリーミングや非同期処理、分散処理などで機能ごとに多種多様なアーキテクチャが必要とされるケースがあり、当然アプリケーションの実行環境などの形態も変わってきます。
クラウドやコンテナ技術、Webフレームワークなど新技術も積極的に取り入れており、学習意欲のあるエンジニアにとっては魅力的な環境だと思います。
働く上で大切にしていることを教えてください。
「顧客(ユーザ企業)と同じ視点に立つ」ということを常に意識しています。
受託開発においては、システム開発の発注者・受注者という立場の違いから、システム開発の完了を目的(ゴール)と錯覚してしまいがちですが、それは「手段」でしかないと考えています。
顧客と共にビジネス課題を見つめ、共に解決策を検討し、顧客の考えるビジネスと私たちの技術を融合させることで、世の中に新しい価値を生み出すことこそが「目的」であり、そのために顧客の課題意識を理解するというプロセスを大事にしています。
応募者の方へのメッセージをお願いします。
私たちのミッションは、技術のプロとして最適な技術で顧客の持つ課題を解決すること・そして顧客の描くビジネスを実現することです。それが世の中に新しい価値を生み出すことにつながります。
単に技術を追求するだけでなく、技術をどのように人々の生活に役立てるかを考えながら活用していくことで、エンジニアとしてもビジネスパーソンとしても成長できる環境だと思います。
ご興味のある方は、ぜひカジュアル面談などをご利用いただき、少しでもエスキュービズムを感じてもらえればと思います。一緒に仕事できることを楽しみにしています。