
2022年1月25日、BtoC向けMAツール「Aimstar」の提供を行うスプリームシステム株式会社と、タブレットPOSレジシステムやEC/DX/OMO/オムニチャネルのプラットフォーム提供を行う株式会社エスキュービズムの2社が、「Saasとパッケージのメリット、デメリット」というテーマでオンラインセミナーを開催しました。本セミナーでは、ECやMAを導入する際に知っておくべきSaas/パッケージサービスのメリット、デメリットについて解説しました。
2022年1月25日、BtoC向けMAツール「Aimstar」の提供を行うスプリームシステム株式会社と、タブレットPOSレジシステムやEC/DX/OMO/オムニチャネルのプラットフォーム提供を行う株式会社エスキュービズムの2社が、「Saasとパッケージのメリット、デメリット」というテーマでオンラインセミナーを開催しました。本セミナーでは、ECやMAを導入する際に知っておくべきSaas/パッケージサービスのメリット、デメリットについて解説しました。
コロナ禍により消費者のオンライン化が加速している状況が、総務省やリサーチ会社等から発表されているデータから明らかとなっています。感染状況が落ち着いても消費者のオンラインでの購買行動傾向は継続しているため、特異データではなくもはや当たり前のこととして定着してきたと言えるでしょう。
各業界のEC化率も右肩上がりに上昇しており、市場のシュリンクが見られる場合でもECの占有率は上がっているという状況です。
消費者の行動転機がオンラインからオフラインに移行しつつある中、ECサイトの運営企業はアフターコロナを見据えて消費者の変化に素早く対応する必要があります。その際に留意するべきは、「デジタルリテラシーや顧客ニーズが細分化し顧客層が多様化している」点です。
多様化した顧客に合わせて新たなアプローチを行っていくことが、これからのECシステムにより求められると考えています。市場拡大により企業としても大きな売上を作れる場になってきているため、ECはさらなる強化が必要になっています。
まず、ECサイトを構築する際には概ね以下の4タイプから検討されることがほとんどです。
4から1の順に、構築にかかる費用は高くなりますが、自由度においては逆にゼロベース開発が一番高くなります。
ASP/SaaSでは、システムの所有権をASP/SaaSの事業会社が持ち、保守や管理も事業会社が実施します。サービスの利用者は利用費用を支払い「サービスを実行する権利」を得ますが、システムの所有権は原則としてありません。ECシステムとして出来上がっているプラットフォームを利用するため、コストと開発期間を大きく抑えられます。
デメリットとしては、自社の業務をASP/SaaSに合わせる必要があります。自社で使っている基幹システムとの連携や、業務に合わせたカスタマイズなどができないケースもあります。また、集客や販促などマーケティング施策を自社で企画、実行する必要があります。
パッケージでは、ECサイトに必要な標準的な機能を予め備えているため、ゼロベース開発よりもコストと開発工数を抑えることができます。自社の業務に合わせたカスタマイズや追加開発が可能です。
デメリットとしてはそれなりに開発コストがかかること、通常はベンダーロックインがかかり開発や保守の自由度が制限されることです。また、SaaSでは事業者が提供していたサーバ運用や保守契約などの運用ノウハウも必要になってきます。
こうしたメリット・デメリットは、企業のECの成長ステップに合わせた選択をする時に判断の基準となってきます。
まずはECへ参入するハードルの一番低いモール出店からスタートし、徐々に収益の最適化や業務負荷の低減などの課題を解決するためにSaaSやパッケージへステップアップして事業拡大を図るのが一般的です。
自由度が少ないが、運営やシステムのスキルを必要とせず、比較的容易に運用を実施できる
自由度は多いが、システム開発の指揮命令、仕様確定など要求されるスキルも多い
ここさえクリアできれば、メリットはそれぞれにあるということです。どちらが良いか悪いか、ということではなく「どちらが自社の事業に合っているか」それぞれのビジネスの段階に合わせて検討するべきです。
パッケージの特色として「カスタマイズが可能」「ポイントシステムや購買システムなど他のシステムとの連携が可能」という点が挙げられますが、そのメリットを活かしつつさらにベンダーロックインがないパッケージがエスキュービズムの「EC-ORANGE」です。
「EC-ORANGE」はソースコードを開示しているため開発ベンダーの制約がないという他のECパッケージとの圧倒的な違いを持っています。
パッケージベンダー以外では開発やメンテナンスができないという状況を排し、自社開発や自社の協力会社などにカスタマイズを依頼するなど自由度の高い開発を実現できます。
ASP/SaaSはEC事業のスタート段階では最適ですが、今後EC拡大を目指す企業にはパッケージが最良と考えます。エスキュービズムのEC-ORANGEはパッケージの中でもソースコード開示という大きなメリットを持っています。
パッケージ導入をご検討の場合は、ぜひEC-ORANGEもご検討いただければと思います。
ECの需要が高まる中で選ばれるECになるためには、より顧客満足度とLTVを上げていく必要があり、One to One施策の重要性が高まってきます。しかし手作業でOne to Oneの施策を実行し続けることは非常に負荷が高いため、SaaS型のMAツールを活用することで運用負担を効率的に低減しながら、顧客維持・拡大の仕組みを構築することをおすすめいたします。
スプリームシステムが提供するBtoC向けMAツール「Aimstar」は、カスタマーデータプラットフォーム(CDP)やマーケティングオートメーション(MA)機能を持ち、マーケティングDXを強力に推進するツールです。
従来エンタープライズ向けのパッケージとして提供を行ってきましたが、今後SaaSとしてもサービス展開を行って参ります。中小規模の企業様でもスピーディーに、イニシャルコストを抑えつつ、本格的なMA構築が可能になります。
SaaSのMAツールは「Aimstar」以外にも様々なツールが提供されており、スタート段階においてどんな観点で選んでいけばいいのか、というところに焦点を当ててお話いたします。
マーケティングの現場でよく見られる課題として、以下の3点が挙げられます。
MAツールを選択する際には、これらの課題を手間なく解決できるツールを選択するのがポイントになってきます。
DX推進や個人情報保護の観点でのCookie規制など、自社で保有されているデータの重要性は高まってきています。CDPとしてデータは統合されているが、データ活用ができていないという企業様も多くいらっしゃると思います。Aimstarはすべてを内包し、マーケティングのPDCAを一元管理し運用していける機能をオールインワンで提供しているツールです。
Aimstarを活用することで、早期に売上をあげていただくための仕組みを構築していくことができるようになっています。
企業様がお持ちのデータをそのまま取込みでき、直感的な操作で取込み・加工ができるため、PDCAを回していくのにタイムロスが発生しません。
100種類以上の分析テンプレートを利用した顧客の行動分析ができます。業種別・目的別のシナリオテンプレートが搭載されており、手軽にシナリオ作成ができるようになっています。
AIの予測モデルによってスコアリングし、自動的にCVR、ROIの高い施策を抽出していくことができます。AIが学習によって常に最適化していくため、機会損失を防ぎながら効果を上げられるようになっています。
また、MAのようなツールは使いこなしていただくことが重要ですので、運用サポートが手厚いかどうかもツール選択の判断基準となると思います。
Aimstarではお客様が運用を自走するためのオンラインサポートや個別相談会、半期レビューといったサポートプランもご用意しております。
MAツールを提供して20年の実績がある当社にぜひ一度ご相談いただければと思います。