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販促・マーケティング総合展/広告宣伝EXPOレポ – MBA留学生Sunnyのインターン日記#04

こんにちは。サニーです。

あっという間に1月が過ぎましたね。インターンを初めて一ヵ月が経ちましたが、
リテールテックを勉強したり、コンソーシアム勉強会向けの資料を頭を抱えながら作成したりし、充実した日々を送っています。

2月1日に幕張メッセで開かれた広告宣伝EXPOへ取材に行ってまいりました。
オンライン、店内、屋外など、様々なチャネルで行われる広告のコンテンツや技術を提供している企業が出展し、新たな広告方法を取り入れたいメーカー、飲食・小売業、代理店等の広報や販促・マーケティング部門の担当者が商談を進めるようなイベントでした。

今回は会場で感じた広告のトレンドと、小売企業が採用したらよさそうだと感じた技術をいくつか紹介したいと思います。

販促・マーケティング総合展/広告宣伝EXPO会場の様子
【写真】広告宣伝EXPO会場の様子

最新のスマート技術とオフライン広告の両立

会場をひと通り回って面白いと思ったのは、AIやIoTなど、最近リテールテックで話題になっているスマート技術以外にも、LEDが光るポスター、面白いデザインの広告看板など、典型的な広告手段の展示も多かったことです。お客様が実店舗に訪問する一つの理由として、店舗の独特な雰囲気や、インスタ映えしそうな店内デザインがあると思われますので、オフライン広告の重要性はまだ健在だなと感じました。

商品写真が突出されている広告パネル
【写真】商品写真が突出されている広告パネル

手軽なコストで運営できるAI Camera

OPTiM社の‘AI Camera’システムは、店舗の入店者数カウント・予測、混雑分析・予測、滞在時間分析、同線分析など、様々なデータを提供します。
店舗としてはこれらの情報を分析し、混雑時に対応するための店員数の調整、店舗の配置等を精密に行うことができますので、店をより効率的に運営することができそうですね。
一番注目したいところは、AI Cameraシステムの導入及び運営費用が手軽なところです。

また、各リテール店が必要とするデータ機能にマッチしたオプションも提供しているので、高いコストを理由に顧客分析ツール導入に迷っていた中小ビジネスにとって、AI技術を試してみて今まで気付かなかった来店客の特徴を把握できるいい機会となりますね。

OPTiMの広告パネル
【写真】OPTiMの広告パネル

どこでも運営できるECと実店舗を融合した無人店舗

タッグ社(Tug)の‘MISE-demo’は自動販売機のような形をした機械で、搭載されたタッチパネルで商品を選択し、画面上のQRコードを通じてスマホで決済できるシステムです。
実際にデモ機を使用してみたら、まるでスマホのECサイトを拡大したような感じで簡単に商品を探し、詳細情報が見られました。

また、パネルの下にサンプル商品が揃っていましたので、商品の実物も確認できました。こちらのシステムは狭小スペースに設置可能なので、人々が集まるがスペースが限られているというような場所でも運営できます。
実店舗のすぐ外に設置すれば、店内が人混みの場合でももっと多くのお客様に対応できるし、逆に、来店客が誰もいなく、お客様が店舗内に入りづらいような場合も店舗の外で気軽に商品を確認できるので、様々な場面で活躍しそうですね。

MISE-demoのデモ機
【写真】MISE-demoのデモ機

訪日外国人対応

当時、準備していたリテールコンソーシアム勉強会のテーマが「訪日外国人対応」のため、関連する出展があるか注目していました。
最近、勉強会に向けての資料を作りながら、言葉と文化の問題を乗り越える画期的な仕組みがないかすごく悩んでいました。今回の広告宣伝EXPOのブースにはインバウンド対応を
テーマにしたものはなく、インバウンドEXPOも別途開催されるようなので、外国人対応を全面に出したものは少なかったですが、翻訳機のポケトークや多国語対応の広告代理店などの
出展はありました。

今回は“これは新鮮だ”と思えるような外国人対応のリテール技術には出会えませんでしたが、会場で知ったMISE-demoや、いくつかのブースで紹介されていたAIチャットボットが
多国語対応可能になると、外国人観光客として便利そうだなと思いました。

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