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韓国ソウルの小売テック事情(スーパー・飲食編) – MBA留学生Sunnyのインターン日記#02

皆さん、年末年始はゆっくり休めましたでしょうか?
昨年末は2週間、地元の韓国ソウルに行ってきました。
S-Cubismでインターンを始めてから、今まであまり気付かなかった
リテール店の技術や仕組みを確認することが癖になりました。
まだリテールテック初心者(?)なので、そんなに新しくない技術にもびっくりしたりしています。

今回は、年末年始に家族と過ごした時間や、友達と遊んだりしたときに見つけた
ソウルのリテールテックをいくつか紹介したいと思います。

◇ ◇ ◇

電子化されたスーパーマーケット

‘イーマート’という韓国の大型ディスカウントストアに母と買物に行きました。
セルフレジ、商品の電子タグ等、効率を上げるための電子化が進んでいました。
店舗には店員さんがいる通常のレジとセルフレジの両方がありましたが、
なぜか店員さんがいる方に並ぶ人が多く、混雑していました。

今回、初めて100%セルフレジに挑戦してみましたが、すごく簡単でした。
買物が少ない場合、通常のレジに並ぶ必要がないことは非常に便利に感じました。
その他、商品の価格タグが全て電子化されていました。
わざわざ紙に印刷したり、差し替えたりする必要がないので、コストを大幅に低減できそうですね。

セルフレジと価格タグ - 韓国小売
【写真】韓国ソウルのイーマートにおけるセルフレジと商品電子タグ

アプリによる飲食店メニューの翻訳

友達と一緒に韓国料理のカムジャタンを食べに行きました。
美味しい韓国料理を食べて焼酎を飲みながら友達とわいわいと話すと癒されますね。
お店の入口には多国語メニューを閲覧できるアプリのQRコードが貼られていました。
外国人観光客にとって便利なアプリだと思ったので早速ダウンロードし、試してみました。

QRコードでメニューを読み取ると多言語表示 - 韓国小売
【写真】韓国ソウルの飲食店における多国語対応メニュー(アプリ利用)

アプリでQRコードを読み取ると、店内に貼ってあるすべてのメニューを
日本語や中国語で見られるページが表示されました。
このアプリについて後で調べてみたら、23ヵ国語から選べる多国語メニューは‘Flitto(フリット)’という
韓国発の人工知能翻訳プラットフォームを利用して作られたもので、安価で制作できるようです
外国人観光客のために自ら翻訳したメニューを複数用意しなくてもいいので、
飲食店オーナーの手間を減らせそうですね。

スターバックスのモバイル注文

韓国で友達とスタバに行こうとしたときに、友達が面白いことをやってみせてくれました。
コーヒーを注文するために列に並ぶことが面倒ということで、スタバ専用アプリの‘サイレンオーダー’という
事前注文機能を使いました。
スマホで最寄りのスタバ店を見つけてコーヒーを注文して決済まで済ませ、
その後すぐにスタバ店に入ったら、待つことなく飲物が準備されて出てきて驚きました。
スタバとしては、店頭で店員が注文を受けたり決済を行ったりする必要がないので、
回転率を上げられるし、お客様も待つ時間を短縮できます。まさにWin-Winの戦略ですね。

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