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ロボットを使った瞬間移動ショッピング Avatar-in store

こんにちは
新卒の広報担当、清水です。

今回は、「瞬間移動ショッピング」と題して、ユーザーが店鋪から遠く離れた場所にいても、PCを使ってスタッフの接客を受けながらショッピングができるという
「avatar-in store」でのショッピングを体験したので、レポートします。

avatar-in storeとは、ANAホールディングスと三越伊勢丹が、日本橋の「コレド室町3」に12/4~12/25まで期間限定でオープンしていた店舗です。
国立博物館とのコラボレーションギフトにフォーカスして商品を取り揃えています。

avatar-in

avatar-in storeは、ユーザーは店鋪に行く必要がなく、自分のPCで「newme(ニューミー)」というロボットを使用してショッピングを行うことができます。

「newme」というロボットの頭の部分にはタブレットがついており、ユーザーはタブレットのカメラ、マイクを通して店内を見ながら、PCの画面越しにスタッフの接客を受けることができます。店鋪にいるスタッフは、タブレット上に表示されるユーザーの表情を見ながら接客を行います。

ロボットを使った「瞬間移動」ショッピングとは

では、実際の利用の流れをレポートします。

今回、avatar-in storeを利用するには、事前の予約が必要でした。
30分ごとに利用できる枠が分かれており、自分の希望する日時で予約をします。

今回は仕事の休憩時間にオフィスから、この瞬間移動ショッピングを体験しました。
予約当日はavatar-inのホームページでログインし、予約した時間になるまで待ちます。
時間になったら、「avater-in」というボタンが表示されるので、そのボタンをクリックしショッピング画面に移動します。

スクリーンショット (76)

ショッピング画面に移動すると、店舗にあるロボットと自分のPCが接続され、PCの十字キーからロボットを操作できるようになります。

自分でロボットを操作しながら店内を移動し、ビデオ通話のような形式でスタッフの接客を受けながらショッピングをすることができます。

購入したい商品が見つかったら、PCの画面上に表示される商品のリストから選択しカートに追加します。
決済は、ショッピングを終了しPCとロボットの接続が解除された後に行うことが可能です。

スクリーンショット (77)

決済はクレジットカードで行うことができ、受け取りの方法は自宅への配送のみとなっています。

瞬間移動ショッピングを試してみて

私は今回、10人くらいに配ることのできるお菓子のギフトを探していました。店内をカメラで見ながら、気になる商品の説明を受けるだけでなく、お菓子は個包装になっているものが良いといった要望や、容器は缶のものが良いなどの細かな要望にマッチした商品を提案してもらうことができ、納得のいくギフトを選ぶことができました。

スタッフの接客をリアルタイムで、かつ1対1で受けるというのは、これまでは店舗のみで体験できるサービスでしたが、avatar-in storeではテクノロジーを活用することで店舗に足を運ばなくても、「瞬間移動」したようにショッピングをすることができました。

昨今、デパートや百貨店の地方店の閉店が増えてきています。
私の実家の近くの百貨店も昨年閉店し、一番近い百貨店に行くのに倍以上の時間がかかるようになってしまいました。
そのため、店舗に行くことが難しくなり、私の親やその友人からは百貨店に行く頻度が大きく下がったという声を耳にしました。
しかし、このavatar-in storeを利用すれば、お店に行かなくても百貨店の高いレベルの接客を受けながらショッピングを楽しむことができます。
もし、このロボットを使ったショッピングを普及させることができれば、将来的には百貨店離れしていたユーザーを再び「お客様」に変えることができるのではないでしょうか

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