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デジタルとアナログの融合!日本初のセルフビールサーバーを体験してみた

こんにちは
広報担当の清水です。

今回は、タイトーがオープンしたレストラン「EXBAR TOKYO」を訪れ、
セルフビールサーバーと、流量測定システム、決済システムを連携させた、「EX-SERVER(エクスサーバー)」システムを体験してきました。
このシステムを使うことで、好きなビールを好きな量だけ自分で注いで飲むことができます。

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「EXBAR TOKYO」とは

2019年11月20日、アミューズメント施設などを運営するタイトーが、銀座のコリドー街に「EXBAR TOKYO」がオープンします。
「EXBAR TOKYO」は大人の遊び場がコンセプトになっており、DJブースやスペースインベーダーなどのアーケードゲームが設置されています。

私は、オープン前の11月12日に店内のエリアを限定して行われていた、プレオープンに足を運び、日本で始めて導入されている、複数タップ型のセルフビールサーバーと、流量測定システム、決済システムを連携させた「EX-SERVER(エクスサーバー)」を体験してきました。

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様々なフードをカジュアルに楽しめるガストロパブエリアと、本格的な食事を味わえるレストランエリアの2つで構成されています。
ガストロパブエリアには、この店舗のために新規開発した「EX-SERVER」が設置されており、国産のクラフトビール18種類の中から好きな量だけ、自由に注ぐことが可能です。

「EX-SERVER」体験レポート

「EXBAR TOKYO」は様々な飲食店が入居しているビルの8階にあります。
エレベーターを降りると、まずは受付があり、そこでICリストバンドを受け取ります。
このリストバンドを使用することで、どのビールを、どのくらいの量飲んだのかを記録することができます。スタッフの方に席まで案内してもらい、荷物をおき、早速ビールサーバーの前まで向かいました。

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「EX-SERVER」の利用方法

使い方はとてもシンプルで、受付で渡されたリストバンドをEXSERVERと書かれた部分にかざします。

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すると画面に「Now you can pour it!!」と表示され、ビールが注げるようになります。

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ビールを注ぎ始めると、画面には注いでいるビールの量と価格が表示され、ガソリンスタンドのメーターのように数字が変化していきます。
ビールサーバーの付近にはスタッフの方が待機しているので、このシステムやビールサーバーを使うのが初めての人でも安心して利用できるのではないでしょうか。

会計の際にリストバンドを渡すことで、どのビールをどのくらい飲んだかがレジに登録され合計金額が伝えられるという形式です。

実際に使ってみた感想

ユーザーとしては、自分でビールを注ぐという機会が他の飲食店ではあまりないため、「体験」として楽しく感じました。また、クラフトビールは1杯あたりの単価が高いので(約500mlで1000円以上が相場)、自分の好きな量で、いろんな種類のビールを試せるというのは、他の店舗にはない強みだといえるでしょう。
このEX-SERVERシステムと、DJによる音楽やアーケードゲームまで含めて、EXBAR TOKYOでの「体験」を総合的に提供することで、顧客に来店してもらう理由づけを行っているといえます。

では、店舗にはどのようなメリットがあるかを考えてみたいと思います。

ひとつには、先に述べたように「体験」を提供することで、集客の面で店舗に付加価値を与えていると考えられます。
もう一つのメリットとしては、主にバースタッフの業務効率化があるのではないかと感じました。

クラフトビールを提供する店舗の多くでは、3~5種のビールを少しずつ提供する飲み比べセットがあります。
飲み比べセットを提供する際には、一度に3~5種のビールを提供しなくてはなりません。そのため、1つのビールを提供する場合と比べ、ビールを注ぐ業務が大幅に増え、スタッフの負担が大きくなってしまいます。EX-SERVERでは、少しずつ様々な種類のビールを、しかもセルフサービスで提供できるため、バースタッフにかかる人件費を抑えることができているといえるでしょう。

以上のように、このEX-SERVERというシステムは、集客力の向上と人件費のコストダウンを実現させていると考えられます。

今後は、以前ブログで取り上げた「JINS BRAIN Lab.」のような小売店舗だけではなく、
レストランのような飲食店でもデジタルのテクノロジーを使って、来店してもらう理由をつくりだすことが必要になってくるのではないでしょうか。

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