眼鏡選びもAIにおまかせ?JINS BRAIN Labとは
こんにちは
広報担当の清水です。
今回はJINSが展開している、次世代型ショールーミング店舗「JINS BRAIN Lab.(ジンズ・ブレイン・ラボ)」に向かい
AIによるメガネの似合い度判定サービス「JINS BRAIN」を搭載した「ブレインミラー」を体験してきました。
JINS BRAIN Labとは
JINS BRAIN Lab.は上野駅構内のエキュート3階に店舗を構えています。
駅構内ということもあり、JINSの店舗の中で最小の面積とのことです。
JINS BRAIN Lab.はAI技術を駆使し、接客を重視したショールーミング店舗です。
在庫を用意しないため、狭い店舗でも商品を多く陳列することができ、
来店客は幅広いラインナップから試着できるようになっています。
購入はアプリ内から行うことが可能で、受け取り方法は、自宅や店舗、コンビニなどから選ぶことができます。
JINS BRAIN Lab.エキュート上野店でAIレコメンドを体験
現在、JINS BRAIN Lab.は今回訪れたエキュート上野店のみで、ブレインミラーは3台設置されています。
このブレインミラーの前にメガネを掛けて立つと、AIが画像を判断し、
男性目線、女性目線でどのくらい似合っているかを瞬時に判定してくれます。
判定までにかかる時間は約10秒程度で、判定結果が表示されてから一定時間が立つと画面から消えるような仕組みになっていました。
2.3個メガネを掛けて比較しているうちに最初のメガネの判定結果を忘れてしまい、何度か掛け直す事になってしまったので、
3つくらい前まで履歴を残しておくと、ユーザーがよりメガネを比較しやすくなるのではと感じました。
私は視力が両目とも2.0あり視力矯正の必要がないため、これまでメガネ店に来たことがありませんでした。
初めて一人でメガネ店を訪れたため、どんなメガネが似合うのかまったく分からない状態だったので、
AIによる似合い度判定は購入する際の決断を大きく手助けしてくれました。
店舗スタッフのアドバイスに加え、第3者の判断が加わることでより安心して決断することができました。
メガネ初心者だけでなく、メガネの購入に慣れている方も、
普段とは違うタイプのメガネを掛けてみることで「こんなデザインも似合うのか」という新しい発見があるのではないでしょうか。
JINSの手掛ける様々な事業
JINSはJINS BRAIN Lab.以外にもユニークな事業を展開しています。
JINS MEME(ジンズミーム)
今までの目の前を見るからカラダの内側を知るメガネへの進化をコンセプトとしているのがJINS MEMEです。JINS MEMEのメガネには、加速度センサーがついており、カラダの動きを捕捉することができます。このメガネとアプリを連動させることによって、オフィスでの作業時やドライブ中の集中力を計測したり、トレーニングの効率化を図ったりすることが可能です。
THINK Lab
JINS MEMEを通じて得られたオフィスワーカーの集中力に関するデータを基に、「世界一集中できる」というコンセプトでThink Labというワークスペースを提供しています。植物の配置や音響の設計、時間帯に合わせて光のバランスを整えたりすることで、集中できる環境をつくり出しています。
JINSが手掛ける新たな事業の背景
これまでJINSは、PCやスマートフォンなどのデバイスからのブルーライトをカットできるJINS PC(現:JINS SCREEN)や花粉症が対策ができるJINS 花粉 CUTなど、商品を製造から販売まで手掛けるSPA(製造小売)方式の強みを活かして「視力の良い人のかける」メガネを開発してきました。顧客の隠れたニーズに対して、今までになかったメガネを顧客に提案することで、営業利益を向上させてきたのです。
JINS BRAIN Lab.やJINS MEMEなどの新しい事業は、JINSの顧客目線に立った商品開発がデジタルテクノロジーと結びついたカタチであると言えるでしょう。
JINS BRAIN Lab.のようにAIなどのテクノロジーを使って店舗での体験を向上させるとともに、顧客目線に立ち、商品自体も進化させていくことが今後の小売業界を生き残っていくためには重要になると思います。